ADL低下のショートステイ注意

query_builder 2024/03/26
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今回は、介護者の皆様がショートステイを利用される際の注意点についてお話ししたいと思います。ショートステイを利用される方々の中には、お仕事の都合や介護負担の軽減のために利用される方も多いかと思います。


私の父も、要介護度5から改善傾向にあったものの、多剤投与の副作用も強く介護が大変だったため、ショートステイ先には生活状況を事細かく記した書類を持参し、月に1回程度のペースで1泊から2泊の利用をお願いしていました。最初の頃は、あまり気になりませんでしたが、帰宅後に気づいたことがありました。それは、ヒゲを剃っていない、風呂に入っていない、着替えが使われていないなどでした。さらに確認すると、朝食は提供されているものの、朝の日常動作(着替え、顔を洗う、歯を磨くなど)がほとんど行われていない状態でした。入れ歯も洗浄されていませんでした。


このような環境下では、日常生活動作(ADL)が低下することは避けられません。本来は、見学を行いスタッフの動きや入居者の生活状況を確認することで、サービスの質を把握できますが、コロナ禍以降はその機会が減少し、ブラックボックス化が進んでいます。これは、ショートステイだけでなく、通常の入居に関しても同様です。極端に言えば、ただ預かっているだけの状態です。


自立していて自分でできる方々にとっては問題ありませんが、ショートステイを利用される方々は、多少なりとも認知機能の低下がある場合があります。そのため、適切な支援が必要です。また、スタッフの人数が少ないことも要因と考えられます。ショートステイ先は特養などが中心となりますが、特養の入居者は要介護度4の方が多いため、毎日の日常生活動作を省略してしまうことがあるのかもしれません。


全ての施設がこのような状態ではないと思いますが、入居先の情報をよく確認し、ADLの低下を防ぐために注意が必要です。

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脳活センターきぼう氣功整体院

住所:千葉県東金市田間2丁目61-1

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